基礎体温表  女性の基礎体温は、からだのリズムにしたがって微妙に変化します。これは、2つの女性ホルモン卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響によるものです。そのため、基礎体温を測定することで女性ホルモンの分泌状態を知り、排卵時期の予想などに役立ちます。 家でできる有効なものとして基礎体温の測定があります。特に初診の方は基礎体温の表をつけているのであれば、それをみせて頂くと患者さんの状態を把握する良い手がかりとなりますので是非ご持参下さい。

基礎体温表の用紙はこちらから印刷して下さい。 
基礎体温表 JPG形式(A4) 基礎体温表の記入見方活用法 
超音波検査(エコー) は体内の状態を視覚的に調べる最も簡便で多様性のある検査といえます。超音波検査により子宮、卵巣(卵胞)、卵管などを観察し、主に形態的な異常の有無がわかります。(子宮筋腫子宮奇形子宮内膜症LUFPCOsなど)

通水検査 では子宮の入り口まで細い管を挿入しそこから水を注入し、超音波で水が腹腔に出てきているかをみる検査で卵管の通過障害の有無がわかります。
但し、細かい形態異常や卵管の通過障害は超音波でははっきりしないことがあり、その場合は子宮卵管造影検査をおこないます。
また、通水検査では卵管を水が通るため卵管の通過障害を改善する効果もあり、治療目的に多いです。

子宮卵管造影検査 は子宮や卵管の内側に異常がないかどうかを調べる検査で、エコーよりも鮮明な画像が得られ、より細かく調べることができます。また、造影剤が子宮→卵管→腹腔へと流れるため通水検査のように卵管の通過障害の有無を調べることができ、エコーでおこなう通水検査よりもはっきりとわかります。但し、良いことばかりではなく検査に手間がかかり、造影剤に対するアレルギーなどのリスクもあります。

詳しくはこちらへ→子宮卵管造影検査詳細
頚管粘液検査 排卵が近づくと子宮の出口の頚管から透明で粘りのある粘液が大量にでてきます。
この粘液の性状を観察することにより、おおよその排卵日の推定が可能です。しかし、超音波による卵胞径の計測や尿中LH検査に比べると、その精度は落ちます。検査の痛みはありません。
排卵期が近くなってくると卵胞ホルモン(エストロゲン)の産生が多くなるので下の表の卵胞ホルモンによる変化があるかを、確認します。
排卵期に向け、卵胞ホルモン(エストロゲン)による変化(増加)排卵後には黄体ホルモン(プロゲステロン)による抑制変化、すみやかに分泌量は低下
頸管粘液の変化無色透明
量が多い(0.3ml以上)
粘調度↓(粘っこさ)
牽糸性↑(どのくらい糸を引くか)(10cm以上伸びる)
シダ(羊歯)状の結晶(fern leaf phenomenon : FLP)
不透明
量が少ない
粘調度↑
牽糸性↓ 
精子の泳ぎやすさ (プールに例えると)水が多くてさらさらしているので泳ぎやすい水が少なくねばねばしていて泳ぎにくい
フーナーテスト は主に、子宮頚管粘液と精子との相性を調べる検査です。
あらかじめ検査の2~3時間前に性交し、終わったら30分間は横になり、最初の10分間は腰に枕をあてます。
来院後、子宮頚管から粘液を採取して顕微鏡で調べます。
運動性精子が多く確認できるほど、高い妊娠率が期待できるようになります。粘液中に元気な精子が確認できないと無精子症や抗精子抗体などが疑われ、精液検査や抗精子抗体検査が必要になる場合があります。
ホルモン検査 妊娠においてホルモンは大変重要な役割を果たしています。
たとえば脳下垂体から分泌されるFSH(卵胞刺激ホルモン)は卵子の元である卵胞の発育を助けます。
その卵胞から作られるエストロゲン(卵胞ホルモン)は子宮や膣の環境を整え精子が授精しやすくする働きをもっています。
同じく脳下垂体から分泌されるLH黄体形成ホルモン) は排卵後に卵巣に残っている卵胞が黄体になるのを助けます。この黄体から産生されるプロゲステロン黄体ホルモン)は着床・妊娠に適した体内環境を整えます。
他にも妊娠に関わるホルモンはいろいろありやGn-RHプロラクチン、甲状腺ホルモンなどがあります。
これらのホルモンは妊娠する上で重要なホルモンですがそれぞれのホルモンがその時期に合った量分泌されていなければなりません。多すぎても少なすぎても不妊の原因となる可能性があるのです。

ホルモン検査では採血・採尿をおこないホルモンの量が適量であるかを調べます。
染症の検査 では採血または直接綿棒で採取し抗原(細菌やウイルス自体)・抗体(感染することで作られる免疫物)の有無をみることにより感染しているかを調べます。
不妊症で問題になってくるのは主にクラミジアという細菌です。
クラミジアは淋菌など他の性器感染に比べ、症状が軽度なことが多いために感染に気付きにくいのです。
そのため感染が長期化してしまい、他の感染症よりも子宮や卵管での炎症が長期になり、そのため癒着などによる形態的・機能的な障害をきたしやすく、不妊症(卵管の通過障害など)や子宮外妊娠を引き起こす原因になります。

抗精子抗体検査 は、精子を攻撃する抗体をもっているかを調べる検査です。
検査自体は採血のみですが、女性だけでなく男性にも行う場合があります。
詳しくはこちらへ→抗精子抗体検査

男性の検査(精液検査
男性の検査でまずおこなうのが、精液検査です。
精液検査では精液量、精子の数、運動率、奇形の率などを調べます。
精子を自宅で採取して持参していただくか、専用採精室を設けていますので当院での採取も可能です。
詳しくはこちらへ→性の検査(精液検査

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